top of page

◯ +  art photo book

" わたしたちは円環に生きている "

1ページめくるごとに、手前と奥を環に重ねてご覧いただく 108ページ。穴からその向こう側へ、わたしが重なり、風が通り、光の粒が浮かび、空想の世界が巡る。

自然の中にある形や氣の流れの中に、日常にある形、調和の循環は「わたし」が「地球」という円環に在ることにつながるでしょう。

mama!milk によって本からイメージされた音は、何十年もの間眠っていた蔵のオルガンに息が吹き込まれ、其処此処と循環する生命の環音としてうまれた一冊です。

mama!milkと音楽 滞在制作

本のページをめくりながらいっしょにお聴きいただきたい音楽。 

「○+」発表の場となる愛媛県・大洲市にある古民家「商・舗 村上邸」にて滞在制作が行われた。母屋と中庭を挟んだ向こうに蔵がある。

音作りのインスピレーションとして蔵にうまれたmïndyの作品の中でmama!milkの創作がはじまった。

蔵にあるオルガンが音の手がかりの柱となるか・・?「1音でもでれば」と、壊れた音の出ないオルガンは清水恒輔によって少しずつ息が吹き込まれていった。

「本からどんな音が聞こえてくるだろう?」穴の向こうから聞こえて来る音は、紙オルゴールの穴と結びつかれ、もうひとつの音楽を構成させる柱となる。生駒祐子が作った旋律の軌道の線上に フクシマミキが即興で穴をあける。光を感じながら、目の前の庭の風景や本のイメージを点描のようにあけていく。向こう側の蔵からは、胎内の鼓動のような音が雨と穴をあける音と混ざっていく。mïndyの"たまゆら"の7音も散りばめられ、光の粒の音楽となる。

HUE MAN 0_音の譜面BK.jpg

7 tamayuras

3 music boxes

60 = 心拍数 / 脈拍 / Heart rate / bpm

294 = 小節 / bars(4/4)

588秒 ( 9分48秒 ) 

120×170mm 108p  蛇腹型手製本・限定 200 部( editionナンバー付 ) 

mama!milk によるループするダウンロード音源付(588秒)

定型版|  ¥ 7,000

特装版|  ¥10,000

 ガーゼのような綿に国生みの淡路島の土や、茜の根で1点ずつ染めた巾着袋。 

*1点ずつ風合いが異なります。(綿・土+茜染 ・絹・真鍮)

企画.造形.文.製本|mïndy フクシマミキ

写真|三田村 亮  ryo mitamura 

出演|tara

ヘアメイク|吉川陽子 yoko yoshikawa

音楽|mama!milk 生駒祐子, 清水恒輔  ×  mïndy art work

 協力|商・廊 村上邸, 邸守 百会, 帽子千秋, 紀穂, 哲平, 史乃,廣見元司, Sakura Organ.

mama!milk

アコーディオンとコントラバスのデュオ。

ワルツやタンゴ、クラシックや現代音楽 etc. 自由に巡る楽想は「旅へいざなう音楽」「まだ見ぬ映画のサウンドトラック」とも称される。 

近年は、アルバム作品が国内外で話題となる中、京都の法然院、マテーラの修道院跡、西条のお堀の水上など歴史・文化を内包した場での演奏会も好評を博している。

2020年には、東京の原美術館の全館を舞台に見立てたコンサートフィルムなどの映像作品や、アナログレコード作品「Fragrance of Notes(再発LP)」「Veludo(7inch)」を相次ぎ発表。2021年には新作「Charade」も発表予定。

www.mamamilk.net

mama!milk_ryo_mitamura_350.jpg
​photo.  ryo mitamura
bottom of page